次世代モビリティ「電動キックボード」
欧米から人気が広まった電動キックボードですが、今では手軽な価格で手に入れることができます。
魅力はなんといっても、手軽で、移動が楽で、スタイリッシュなところではないでしょうか。
安全性を高めたものや、スピード重視のもの、耐荷重の大きいもの、折りたためるもの、機能性を求めたもの、様々なものが販売されています。
大阪市内や神戸市内でも電動キックボードのレンタルやシェアリングサービスがあり、利用される方が増えているようです。
電動キックボードの交通事故
気軽に移動できる手段として注目されている電動キックボードですが、利用者が増えると、それに伴うトラブルも増えます。
つい先日、運転者が無免許危険運転傷害の疑いで書類送検されたニュースがありました。
今年の6月、東京都内で電動キックボードを無免許で運転した女性が信号無視をして交差点内でタクシーと衝突、
タクシーの乗客は軽傷を負い、加害者自身も右手首を骨折した、という事故です。
大阪でも電動キックボードによるトラブルは起こっています。5月に歩道でのひき逃げ事故、6月に飲酒・無免許運転で書類送検、などというようにです。
電動キックボードは「原動機付き自転車」
2021年9月1日現在、日本では道路交通法並びに道路運送車両法上において電動キックボードは「原動機付自転車」として取り扱われています。
ですので、公道を運転するためには原付の運転免許証とヘルメット着装が必要です。(無免許運転の罰則は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です。)
運転する電動キックボードは、原動機付き自転車登録してナンバープレートをつけなければいけません。
道路運送車両法の保安基準に適合している装備を付けることも必要です。つまり、前照灯、バックミラー、警音器、方向指示器等です。
必要な自動車保険・共済への加入もお忘れないようにお願いします。(自動車損害賠償責任保険、又は自動車損害賠償責任共済)
走行は、原動機付自転車が歩道を運転できないのと同じで、車道で行いましょう。
現在、規制緩和の法律改定が検討されていますので、今後の動向にも注目が必要です。
まとめ
電動キックボードは「原動機付き自転車」です。運転には下記の点にご注意ください。(2021年9月1日現在)
- 原付免許が必要
- ヘルメットを着用する
- 必要な装備を取り付ける(ナンバープレート、ミラー、方向指示器、等等)
- 自動車保険・共済に加入する